6月11日から2週間開催される、東京でのギャラリー出展。
1人2点、決まったサイズの既製パネルもしくは既製キャンバスにテーマ自由の新作または関東未発表の作品を出品することが条件。
90人の作家の作品が展示。来場者に好きな作品を4点選んでもらい、順位を決める。
1番になった人は年末のおっきなアートフェス？に招待されるとか他もろもろ、販売価格、搬入や搬出など、決まりごとあり。
私は順位とか、そんなのはどっちでもよくて、知らない土地の人に、自分の作品を観てもらいたい。
自分を知らない人に作品を観てもらいたい。
表現者としてありたい。
表現者として活動していたい。
勢いとタイミングで、申し込んだ。
2点、下絵はできた。
次はパネルに写して本チャンへ(パネル買いにいかなきゃ…水張り…)
でも、本当にこれでいいのかな。
この絵を東京のギャラリーに出展するの？
たくさんの作家さんの横に並べるの？
順位気にしてないと思っていたけど、誰にも投票してもらえなかったらどうしよう。
そもそも私は“本当の絵描き”じゃない。
ぐるぐる
ウダウダ
ぐずぐず
考えてばかり。
怖いな。
部屋に掃除機をかけて
机周りに散らかっていた要らない紙とかDMとかを捨てていたら、ふと目にとまり、ガサガサと取り出す。
4年前の夏、ビジョンマップ？だっけ。
なつかしい。このとき正直へろへろで、イベント疲れなのか熱中症なのか、そんな感じの日に参加したワークショップ。
変わらなきゃって思っていたのかな。
少しずつ変化してるとも、思っていたのかな。
“Keep in mind”
“覚えていてください”
え？そんな意味なの？自分らしくみたいな意味だと思ってた。そのままでーありのままでーみたいな。
“捨てる”の言葉が多いのは、好きだったあの人を吹っ切りたかったんだと思う。
いまこのワークやったら、全然ちがうものが出来あがるんだろうな。
とある方のラジオを聴いて
好きなものがあれば
それが生きる力になる、って。
ウクライナで起きている
目を背けたくなるような現実。
食糧や、さまざまな援助は
もちろん必要不可欠だけど
もしかしたら、好きなもの・ひとが
いちばん必要だと思っている人もいるかもしれない。
好きなアーティストを
あたりまえに、ふつうに、応援したり。
そんなこともできない
この、2022年に。
理解しがたい現実、リスナーに問いかける。
資料として、パシャり。
私の場合、なんだろうな？
絵を描くことは好き？
ずっとずっと疑問。いつからか。
でも活力にはなってるよね。
ミッフィーも、お酒も、RADも好きだけど
きっと子どもの頃は、純粋に楽しく絵を描いていた。
それがはじまりで、それがあっての私の人生だ。
なんて、昨日聴いたラジオを振り返り思う。
猛烈に、好きなもの愛するものがない私は
さみしい人間なのかもと思う。
コレは描きたくないなぁという良い兆し。
描けたならば、きっと納得のいく作品になる。
でも本当にコレ描きたいの？
少しずつスランプのような状態から抜けつつあるのかな。
このタイミングにして“紹介の件”と“作品のお渡し”へ。
あぁ、創作のことだけ考えていたくなってきた。
